MOVIE?

★★★この世で一番セクスィ〜な男はスティーヴ・ブシェミ ! という大前提でお送りします、偏向的映画データベース★★





 +七


  ★1969〜1989 -

タイトル

監督

出演者

うんたらかんたら

ブレックファスト・クラブ
(1985・米)
ジョン・
    ヒューズ
エミリオ・エステベス
モリー・リングウォルド
アリー・シーディー
ジャド・ネルソン
アンソニー・マイケル・
         ホール
story>>
舞台はアメリカの高校。土曜に休日登校させられた5人の生徒達は、見た目もタイプもバラバラ。
優等生の坊ちゃん、プロムの女王タイプの女、全身黒ずくめのゴス娘、運動部系のモテ男、それにボンクラ大将という、あり得ない組み合わせ。
5人は図書室に軟禁状態で、「自分について」の作文を書かされる事になる。
グループも全く違う5人は当然話も合わず、作文は全く進まずに、図書室の中は動物園状態になる。だがふとした事からお互いの本音を話し始めた5人は、次第に学生間のグループや学生社会の建前を越え、お互いの理解を深めていく。

untara>>
80年代青春物の傑作。5人が本音を戦わせていく過程が、かなり痛い。
国は違えど、グループが違えば越えられない一線があるのは万国共通。そこを力技で越境する、ムービーマジック。
ゴスもプロムクイーンもボンクラも運動馬鹿もマジメも、一皮剥けば皆同じ。
決してぬるくない、甘くもないリアル。ぜひとも高校生に見て欲しい逸品。


★あんま関係ないですが、片岡吉乃の「あそびじゃないんだ(『しじみちゃんファイト一発』に収録)」は、“阿呆版・ブレックファスト・クラブ” とでも言うべき傑作?なので、抱き合わせでオススメ。
 恋しくて
  (1987・米)
ハワード・
    ドゥイッチ
エリック・ストルツ
メアリー・
スチュアート・
      マスターソン
リー・トンプソン
クレイグ・シェイファー
ジョン・アシュトン
story>>
ボ ンクラのキースと仲のよいのワッツは、一本筋の通ったロック好き少女。ボーイッシュで何でもズバズバ言うくせに、キースへの恋心はどうしても伝えられな い。一方キースは、学校でも高嶺の花のアマンダに夢中。ワッツは本心を隠して、アマンダとキースが上手くいくように協力をするのだ
が…。

untara>>
なんと言っても、ワッツ役のメアリー・スチュアート・マスターソンが健気で堪らんです。それに彼女にとっての敵役であるアマンダが、嫌味な典型的プロムクイーンタイプでなく、可愛い系のリー・トンプソンな事 もポイント高し。油断すればその立場を追われかねない危うさと、それを固守しようとする姿に時に寄り添い、でもやっぱりワッツ頑張れ、ワッツ最高! といった感じに見所満載。

最初見た時、エリック・ストルツがものすごい好みなんで思わず鼻血を吹きました(実話)。
さよなら子供たち
(1987・仏=西独)
ルイ・マル ガスパール・マネス
ラファエル・フェジト
フランシーヌ・ラセット
フィリップ・モリエ・
        ジェヌー
スタニスタス・カレ・ド・
      マルベール
フランソワ・ベルレアン
story>>
舞台は40年代のフランス。疎開先の寄宿学校で出会った二人の少年、ジュリアンとジャン。初めはなんとなく反りが合わないかに思えた二人は、いくつかの出来事を経て、次第に共感を深めていく。
ある日ジュリアンは、ジャンが本当はユダヤ人であるという事を知る。

untara>>
“静かな映画”には二通りあるわけで、“退屈な映画”と“静謐な映画”です。真実をありのままに描けば少なからず“静かな映画”になるわけで、そこはその“真実”の価値に全てが掛かっている。
聡明さで結ばれた二人の少年の揺れ動く機微と、残酷な現実。
ラストの「さよなら子供たち」というセリフは、あれ以外あり得ないでしょう。本当にいいタイトルだと思います。
彼らと同年代の子供にこそ見て欲しい秀作です。
 ウォール街
  (1987・米)
オリヴァー・
     ストーン
チャーリー・シーン
マイケル・ダグラス
マーティン・シーン
ショーン・ヤング
テレンス・スタンプ
story>>
ウォール街でのし上がる事を夢見る、若き証券マン・バド。財界の大物ゲッコーに取り入る事に成功し、その夢は加速度的に頂点へ向けて動き始めた。
彼のその成功の果てにあるものは…?

untara>>
なんか今や同情を禁じえない立場のチャーリーも、この映画の中では輝いております。この作品がなかったら、間違いなく自分の中でどうでもいい俳優だったでしょう。
十代で、これを観て(一時的にも)奮い立たない男は、ちょっと嫌ですわ。
 レインマン
  (1988・米)
バリー・
レヴィンソン
ダスティン・ホフマン
トム・クルーズ
ヴァレリア・ゴリノ
ジェリー・モルデン
ジャック・マードック
ボニー・ハント
story>>
自分を勘当した父の遺産300万ドル。それを自閉症の兄が全額相続する事を知ったチャーリー。
なんとか横取りしようと兄・レイモンドを施設から連れ出し、ロスに戻る道すがらの物語。

untara>>
これを観ると、トム公は本当にハリウッドに愛されている男だと思う。
例え飛び抜けて
芝居が上手くとも、作品に恵まれずに消えていく役者も山いる。才能とか容姿とか華とかを越えた何かがあってのスターなんだなぁ、と思わされる男です。
ホフマン先生の演技はもう、ケチをつける余地などない、値千金のまさしく本物。この映画の何がすごいって、ホフマン先生の存在・演技によって、映画の全てが成り立っているという事。

レヴィンソンはメインの活動場を完全にドラマに移した感がありますが、皮肉でも何でもいいから、また勢いのいい映画を撮って欲しいです。
サンタ・サングレ
    聖なる血

  (1989・イタリア)
アレハンドロ・
ホドロフスキー
アクセル・
    ホドロフスキー
ブランカ・グエッラ
ガイ・ストックウェル
セルマ・ティゾー
サブリナ・デニソン
story>>
サー カスの団長を父に、団員を母に持つ少年、フェニックス。父オルゴが団の女に手を出し、逆上した母コンチャは彼の局部を硫酸で焼く。激昂したオルゴはコ ンチャの両腕を切り落とし、自らも命を絶った。その全てを目撃してしまったフェニックスは耐え難いショックから心を閉ざし、施設に送られる。
成長したフェニックスは、母の手引きで施設を脱走し、母親を想うが為の凶行に走る。
だがある日、
フェニックスは幼い日に想っていた少女、アルマに再会する。

untara>>
おぞましさと美しさの共存する、激しくも艶容な色の洪水。剥き出しの愛憎と目を覆う凶行を描いていても、どこまでも悲しさの漂う惨劇。
ラストシーンに至る母と息子の真実は、息を呑むほど幻想的で美しく、物悲しい。
母親の呪縛から解き放たれる瞬間、それは双方に生みの苦しみに匹敵する痛みを伴うのかもしれない。そう思わされたラストシーンは、凄惨であっても、それ以上に清々しかった。
ローズ家の戦争
      (1989・米)
ダニー・
   デヴィート
キャスリーン・ターナー
マイケル・ダグラス
ダニー・デヴィート
マリアンネ・
     セーゲブレヒト
ショーン・アスティン
ピーター・ドゥナット
story>>
出会ってすぐに情熱的に盛り上がり、結ばれた、オリバーとバーバラ。オリバーは着々と出世し、子供にも恵まれ、豪奢な屋敷も手に入れた。何不自由なく上手くいっているかに見えたローズ家は、だがバーバラの「自立」を引き金に、修復不能に壊れていく。

untara>>
もう何度観たか分からないです。カテゴライズすれば “ブラックコメディ”なんですが、こんなにリアルなコメディもちょっとない。表現全てが激しく誇張されていて、あり得ない事をやりまくっていても、そこに描かれる夫婦間の憎悪は普遍的な現実。
何でこれを観ると心が和むのか、深くは考えない事にした今日この頃。
私のコメディ映画生涯ベスト1です。
ウディ・アレンの
   重罪と軽罪

   (1989・米)
ウディ・アレン ウディ・アレン
マーティン・ランドー
ミア・ファロー
アラン・アルダ
キャロライン・アーロン
ジョアンナ・グリーソン
アンジェリカ・
      ヒューストン
story>>
愛人の存在が邪魔になり、ついには殺してしまった高名な眼科医、ジュダー。犯してしまった罪の重さに苦しむジュダー、表現者としての自らを偽る事をよしとしない、映画監督のクリフなど、さまざまな人々が交錯する。
生きていくうえで、一体何が重罪で何が軽罪なのか?

untara>>
「ウディ・アレン? どれ観ても同じだろ」 と言う奴に限って、どうこう言える程見ちゃいない。そういう事は全部観てから言え。つう事はさておき、この作品。いつものアレン節なんですが、彼の哲学がどの作品にも増して如実に表れていて、シンプル・イズ・痛烈。
ラ ストのパーティーシーンで、好意を寄せている彼女が洒落臭え元彼といる所を見てしまった瞬間の、クリフ(アレン)の表情。私の中では、『プロムナイト』で ジェイミー・リー・カーチスが “誰が犯人なのか判ってしまった瞬間に見せた 驚愕の表情”と並んで、どうしても忘れられない表情です。

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