MOVIE?

★★★この世で一番セクスィ〜な男はスティーヴ・ブシェミ ! という大前提でお送りします、偏向的映画データベース★★





 +五


  ★19311968 -

タイトル

監督

出演者

うんたらかんたら

血を吸うカメラ
      (1960・英)
マイケル
・パウエル
カール・ハインツ・
                   ベーム
モイラ・シアラー
アンナ・マッシー
story>>
娼婦が惨殺される事件が起こる。犯人はその犯行の一部始終を、カメラで撮影していた。
映画スタジオのカメラマンを勤める傍ら、ヌード写真の撮影で食いつなぐ青年、マーク。彼は事件の翌日、野次馬達に混じってその場を撮影していた…。
心理学者である父親の“
実験”によって歪められた、マークの心と性が引き起こす悲しき殺人の顛末。

untara>>
今まで見た映画の中で、一番恐かった作品です。つうかレイトショーを一人で見に行ったので、状況が恐かったという噂もあるが、映画とかそんな事ではなく本気で恐い、と思った作品。
父親によって造られた悲しき殺人者、という構図は、 「レイジング・ケイン」に受け継がれている(かも)。
個人的には、「サイコ」よりもこちらの方が
映画としてはるかに好きです。
何が
ジェーンに
 起ったか?

     (1962・米)
ロバート
・アルドリッチ
ベティ・デイビス
ジョーン・クロフォード
ヴィクター・ブルーノ
アンナ・リー
メイディー・ノーマン
story>>
年 老いた姉妹のジェーンとブランチは、二人きりで暮らしていた。幼い頃に“ベビー・ジェーン”として人気を博した子役だったジェーンは、今でも昔の栄光に生 きている。一方妹のブランチは本物の往年の映画スターで、いまだに沢山のファンがいる。ブランチは足が悪く一人では歩けないことをいいことに、 ジェーンは妹を家に閉じ込めている。 夢の世界に生きるジェーンはスターに返り咲く為にレッスンを始め、その講師に選んださえない男・エドウィンとの関係が変化していくにつれて、二人の生活の 均衡が崩れていく…。

untara>>
もうベティ・デイビス万歳ー万歳ー万歳ー! あっぱれな女優魂、しかと見させていただきました!という作品でございます。
「サンセット大通り」に続き、私の「過去の栄光に縋りつく老女もの」フェティッシュにとどめを刺した名作。
ラストまでダレる事のない見事な構成、そしてなんと言ってもベティ様の鬼気迫る「生の」演技。
「イヴの総て」で見せた名バイプレイヤー振りを更にパワーアップしたような、息を呑む名演。これを見ないで死んではいけません。
ベティ様、あんたほんとにいい女だよ。
酒とバラの日々
     (1962・米)
ブレイク・
 エドワーズ
ジャック・レモン
リー・レミック
ジャック・クラグマン
チャールズ・
          ビックフォード
ジャック・アルバートソン
story>>
宣伝会社の営業マンのジョーは、激務の憂さを酒で晴らす日々。そんなジョーはある日秘書のカーステンと出会い、やがて二人は結婚する。
子供にも恵まれ、理想の家庭を手に入れたかに見えた二人。だが小さなすれ違いはやがて家庭を蝕み、夫婦揃っての酒への依存という形をとって、家族をバラバラにしていく…。

untara>>
古 今東西、アルコールへの依存を描いた作品は多い。中にはニール・サイモンの「ジンジャーブレッド・レディ」のような良い作品もあるが、ほとんどはぬるい。 作品である以上、ハッピーエンドなりなんなりのオチをつけねばならないが、依存症からはそんなに簡単に抜け出せるものではない、という作品成立の難しさ。 この作品はそこへのアプローチに無理がない。
ラストに残る余韻、そしてそれを象徴するかのような「BAR」という看板の灯り。私が愛する「パンドラの箱」式物語の白眉。総ての災いが出尽くした後に残る、一筋の希望、
この余韻を是非、味わってください。
 審判
  (1963・仏=伊=独)
オーソン・
   ウェルズ
アンソニー・
     パーキンス
オーソン・ウェルズ
ジャンヌ・モロー
ロミー・シュナイダー
エルザ・マルティネリ
シュザンヌ・フロン
マドレーヌ・
     ロバンソン
ミシェル・
    ロンズデール
story>>
ある朝、何の説明もなく逮捕された男、ヨーゼフ・。逮捕といっても拘束されたわけではなく、何が起きているのか理解できぬままKは出社する。
やがて罪状も告げられぬまま裁判に掛けられることになり
、Kは叔父に紹介された弁護士ハスラーを訪ねるのだが…。

untara>>
この作品に限っては、ストーリーを説明する事にあまり意味はない。説明のしようがない作品というのがあるが、この作品はまさにそれである。あえて言うのなら、この作品は「人が人を裁くこと」そのものだと思う。
人に人を裁く資格などない。だが誰かが裁かねば、この世界の基盤すら保てないという矛盾。
この世界はパズルのように全てのピースが綺麗に嵌って成り立っているものでなく、矛盾と曖昧さで出来ている。そんな事を考えさせられる作品です。

★カイル・マクラクラン主演の二度目の映画化は、悲しくなるよな不出来
。傑作だからこそリメイクされる訳で、だがそこまでの作品をそう簡単に超えられるわけがないという、いい見本のような駄作。

★原作はフランツ・カフカ
博士の
異常な愛情

      (1963・米)
スタンリー・
キューブリック
ピーター・セラーズ
ジョージ・C・スコット
スターリング・
        ヘイドン
story>>
時 は冷戦時代。アメリカの空軍基地司令官であるリッパー将軍が突然発狂、ソ連への核攻撃を命令する。だがソ連側の基地にある“ 攻撃を受けると自動で全人類を滅亡させる最終兵器”の存在が明らかになり、両国トップはなんとか和解しようとするのだが、爆弾は投下されてしまう。

untara>>
ま ずこの邦題が素晴らしいです。私の中では「百貨店大百科」と並ぶ名邦題。そして何といっても三役をこなした、ピーター・セラーズの存在感。本物のコメディ俳優は、やは り超一流の役者であるという事をまざまざと知らしめた名演振り。特にストレンジラブ博士の吹っ切れたキレっぷりは、見なければ損です。
  鬼火
      (1963・仏)
ルイ・マル モーリス・ロネ
アレクサンドラ・
     スチュワルト
ベルナール・ノエル
ジャンヌ・モロー
story>>
死に至る病、死に魅入られた三十過ぎの男、アラン。ハンサムで人目には羨ましく映るかもしれない彼は、だが 死以外には救い得ない絶望の中に生きていた。
アルコール依存で送られた療養所、かつての友人達、と彼の人生の軌跡をたどる二日間。
答え”を確認する為の ような彼の歩みは、静謐な終末で結ばれる事となる。

untara>>
自死の総て、オール・アバウト・スーサイドと言いたい出来映えの一品。全篇を包むどうしようもない倦怠感、静謐な絶望。
サティのジムノぺディの繊細で気だるい旋律と相まって、疲れている時に見ると死にたくなる事必至。

★これと
「ひとりぼっちの青春」「泳ぐ人」を続けて見た所、本気で死にたくなった(笑)。人生に疲れている時に見てはいけないベスト3作品。
バニーレーク
は行方不明

     (1965・米)
オットー・
プレミンジャー
ローレンス・
      オリヴィエ
キャロル・リンレー
story>>
アニーは娘のフェリシア(愛称バニー)と共に、イギリスに引っ越してきた。
バニーが初めて保育園に行った日、保育園が終わってもバニーは帰ってこなかった。兄のスティーブンと行方を捜すが見つからず、アニーは警察に通報する。だが警察が調べを進めると、保育園にもアニーの家にもバニーという少女の存在していた痕跡がまるでない。
すべてはアニーという女性の空想の産物だったのか? それとも…。

untara>>
手に汗握るラストシーンまでが丁寧に描かれた、サイコサスペンスのお手本のような作品。
主人公の正常性が最後(の方)まで判らない作品=何を信じていいのか最後まで明かされない作品特有の、地に足のつかない不安感を味わえる逸品。
カジノ
 ロワイヤル

     (1967・英)
ジョン・
ヒューストン他
ピーター・セラーズ
デビッド・ニーヴン
ウィリアム・
     ホールデン
ウディ・アレン
オーソン・ウェルズ
ジャン・ポール・
     ベルモンド
デボラ・カー
ウルスラ・アンドレス
story>>
引退した007・ジェームズ・ボンドの所に、各国の諜報機関から助けを求めて諜報員達がやってくる。国際陰謀団スメルシュによって各国の諜報員が暗殺される事件が相次いでいるので、手を貸してくれないかと言うのだ。
隠居生活を謳歌するボンドは協力するつもりはなかったが、結局は引き受けるハメになる。

untara>>
今となってはお宝度は上がる一方の、素敵にメチャクチャなコメディ。ちゃんと原作はイアン・フレミングの007第一作なので、れっきとした007シリーズ(そうか?)。
とにかくキャストが鼻血ブーな豪華さで、ピーター・セラーズとオーソン・ウェルズが差し向かいの絵なんてあんた、失血死しそうなゴージャスさよ。そんでエンディ ング・テーマも最高。
こんな豪華かつ馬鹿な映画は他にはないです。まさしく永久保存版。
ストーリーなんか、くしゃくしゃに丸めてケツでも拭いとけ(つまりこ の映画にストーリーとかを求めてはいかんです)
 泳ぐ人
     (1968・米)
フランク・ペリー バート・ランカスター
ジャニス・ルール
マージ・チャンピオン
キム・ハンター
story>>
水着姿で友人の家にやってきたネッド。旧友との再会を喜ぶのもそこそこに、「(知人の家の)プール伝いに泳いで家まで帰る」と突拍子もない事を言い出す。友人達は冗談だと思っていたが、ネッドは本当にプール伝いの家路を泳ぎ始めた。
友人・知人の家(プール)で彼らと対話していくうちに、ネッドという人間の過去・孤独が浮かび上がっていく…。

untara>>
形 式とか構成はかくあるべき、と思っている人間には、取っ付き難い作品でしょう。まずストーリーは、ただ知人の家のプールをはしごして家まで帰るというだ け。だがシンプルだからこそはっきりと浮かび上がる、ネッドの中年に差し掛かったが故の孤独。若い頃は全てを持っていた筈なのに、年を経た彼の元からは全 てが離れていく。
世間でよく聞く言葉、「いくつになっても遅すぎるという事はない」。だが現実には「遅すぎた」という事も、ある。そんな事を考えずにはいられない作品。

★自分の中では
「鬼火」 「ひとりぼっちの青春」と並ぶ、三大「死にたい時に見てはいけない映画」のひとつ。死にたいなら見ろ(責任は持たんけど)。 

   <<四へ                                六へ>>


-
HOME-