MOVIE?
| ★★★この世で一番セクスィ〜な男はスティーヴ・ブシェミ ! という大前提でお送りします、偏向的映画データベース★★★ |
タイトル |
監督 |
出演者 |
うんたらかんたら |
| M (1931・独) |
フリッツ・ラング | ペーター・ローレ オットー・ベルニッケ グスタフ・グリュント ゲンス エレン・ウィドマン インゲ・ランドグット フリッツ・グノス |
story>> 1920年代のドイツ。幼女が次々と殺される事件が起こり、世間は見えない猟奇殺人犯に恐れおののいていた。 捜査はまるで進ま ず、やがてその手は暗黒街にまで及ぶ。このままでは自分達の身動きが取れなくなると、暗黒街の面々は独自に犯人探しに乗り出す。 ついには盲目の老人の証 言により真犯人が見つかり、背中に「M」のマーキングをされた犯人は、そんな彼ら集団に追い詰められていく。 untara>> 猟奇殺人物の原点。実在の連続殺人鬼である“デュッセルドルフの吸血鬼” ペーター・キュルテンをモデルに、サイコキラーの視点で描かれるた珍しい作品。異常者サイドから描くとたいてい失敗するものだが(ex.「クリーン・シェーブン」)、これは史上最高の成功例。 口笛を吹きながら現れる、ペーター・ローレ演じる「M」。はじめは嫌悪感を抱いていたのが、次第に彼に感情移入していき、映画史上屈指の名シーンである“私刑裁判”のシーンで、見る者は彼に同調する。 ペーター・ローレのまさに当たり役であるその名演は、CGに慣らされた現代人の鈍らな頭をかち割る迫力がある。彼を見るためだけにでも、見るべき価値があります。 |
| ジキル博士 とハイド氏 (1932・米) |
ルーベン ・マムーリアン |
フレデリック・マーチ ミリアム・ホプキンス ローズ・ホバート ホームズ・ハーバート |
story>> 高名な精神科医であるハリー・ジキル博士は、人間の“善”と“悪”は分離可能と考え、独自の研究を進めていた。そしてついに完成した善と悪を分離する“薬”、それは人類をよりよき方向へ導くはずだった。だが自らそれを試したジキル博士を待っていたのは、取り返しのつかない悲劇だった…。 untara>> 言わずと知れた、“二重人格”を描いた作品の元祖。「M」のペーター・ ローレ同様、ジキル博士とハイド氏二役を演じるフレデリック・マーチの鬼気迫る演技に、この作品の熱が集約される。 その身一つで別人への変化を演じ、 紳士そのもののジキルと下卑た俗物ハイドを同時に見せるその力量には、感嘆するばかり。 ジキル博士がどんどん追い詰められていく様は切なく、そして悲しい。 ちょっと話はズレるが、娼婦を演じられる女優は本物だと思う。というわけでミリアム・ホプキンスに一票。ストリッパーと同じくらい娼婦には目がない(映画の話)んですが、やっぱ下品さの配分が命だと思う今日この頃。 |
| 市民ケーン (1941・米) |
オーソン ・ウェルズ |
オーソン・ウェルズ ジョセフ・コットン ドロシー・カミンガー アグネス・ムーアヘッド |
story>> “ローズ・バッド”=薔薇の蕾、という謎の言葉を残して逝去した、新聞王チャールズ・フォスター・ケーン。その辞世の言葉の謎を調べる記者トンプソンは、彼を知る人々に話を聞いていく内に、ケーンという人間の特異で孤独な生き様を知る事になる。 untara>> トンプソンがケーンを知ってその人物に惹かれていくと共に、見ているこちらも彼の孤独に引き込まれていきます。大きすぎる成功を手に入れた人間特有の孤独、ケーンという、うまく人と生きられない人間の孤独。 人が死んだ時、後に残るもの。人は皆すべてを墓まで抱えていき、無に還る生き物なのだという事を考えさせられる作品です。 |
| 密告 (1943・仏) |
アンリ・ ジョルジュ・ クルーゾー |
ピエール・フレネー ピエール・ラルケ ミシュリーヌ・フランセ エレナ・マンソン ジネット・ルクレール シルヴィー ロジェ・ブラン ジャン・プロシャール |
story>> 舞台はフランスの田舎町。カラスなる者による怪文書が町にバラ撒かれ、そこに町の住人の秘密が記されていた事から、皆が疑心暗鬼に陥る。 平凡な田舎町にまるで水面に投じた石が作るように、波紋が拡がっていく。カラスとは一体誰なのか? そしてその目的は!? untara>> 「見事」の一言、まさに圧倒的な構成力の妙。 蜘蛛の巣のように張り巡らされた疑念と不安と人間不信の織り成す、ドロドロの人間劇。 サスペンスというより、人間を描いた作品として見るべき傑作です。 |
| イヴの総て (1950・米) |
ジョセフ・L・ マンキウィッツ |
アン・バクスター ベティ・デイビス ジョージ・サンダース ゲイリー・メリル ヒュー・マーロー マリリン・モンロー グレゴリー・ラトフ ランディ・スチュアート セレステ・ホルム セルマ・リッター バーバラ・ベイツ |
story>> 田舎からニューヨークに出てきた娘、イヴ。大女優 マーゴの舞台の楽屋に入り込み、身の上話で同情を引き、まんまと彼女の付き人の座を勝ち取った。徐々にマーゴの周りの人間に取り入り、着々と成功の階段を上り詰めていくイヴ。 一足飛びに成り上がったイヴは、わずか8ヶ月後、演劇界の頂点とも言えるセーラ・シドンス賞を手に入れるのだが・・・!? untara>> 原題の「All About Eve」、いいタイトルだと思います。成功を掴む為なら手段を選ばない、イヴの潔いとも言えるしたたかさ。無気力に生きる人間にとっては中てられるほど強い、彼女の毒気、それはまばゆいばかりの生命力そのもの。 生きる力を忘れてしまった現代人には、神々しいほどのイヴの総て。そしてもう一 人の主役とも言えるベティ・デイビスの血を吐くような演技を、ぜひぜひ髄の髄まで味わってくれ。 |
| サンセット 大通り (1950・米) |
ビリー・ ワイルダー |
グロリア・スワンソン ウィリアム・ホールデン エーリッヒ・フォン・ シュトロハイム |
story>> 大きな屋敷に執事と二人で住むノーマ・デズモンドは、往年の大スター。世間から忘れ去 られた今でも、過去の栄光を失ったとは思っていない。 滞納金の取立て屋から逃げる途中、ノーマの屋敷に逃げ込んできた男、ジョー。彼が脚本家である事を 知ったノーマは、ハリウッドにカムバックする為に書いた「サロメ」の脚本を手直しさせる事にし、金に困っていたジョーはそれを引き受ける。 やがて二 人の関係は親密になっていくが、自分の才能を認め愛してくれる若い女性・ベティと出会い、彼女に惹かれたジョーはノーマから離れていく。 untara>> 「過去の栄光に縋りつく老女もの」大好物な自分がそもそも目覚めたのが、この作 品です。 決して取り戻せない年月、巻き戻せない時間が、どこまでも悲しい。他に杖とするものの無い人間の末路、老いさらばえた後に残る物がない絶望。 号泣するような悲しさではなく、ただ胸を締め付けられる哀しさが残る名作です。 執事のマックスが泣かせます。 |
| 欲望という 名の電車 (1951・米) |
エリア・カザン (脚本・テネシー・ウィリ アムズ& オスカー・ソール) |
ヴィヴィアン・リー マーロン・ブランド キム・ハンター カール・マルデン |
story>> 欲望という名の電車に乗り、墓場という名の電車に乗り換え、妹の住む町にやって来た女 ブランチ。盛りはとうに過ぎ、教員らしく潔癖な態度を取るブランチと粗野な妹の夫スタンリーは折り合いが悪く、何かとぶつかる。 スタンリーのポーカー仲間 のミッチは楚々としたブランチに惹かれ、二人は急速にその距離を縮めていく。だがブランチの「過去」を知ったスタンリーがそれをミッチにばらし、全てを ぶち壊してしまう。 untara>> 「Desire」という名前の電車が出てきた時点からぐんぐん話に引き込まれ、濃密な キャラクター同士のぶつかり合いに、一気にラストまで見せられます。 若さを失った女を演じるヴィヴィアン・リーがいい。 やはり取り戻せない時にあがく女性は、 あくまで美しい。 ブランチとスタンリーの魂のぶつかり合い、目玉おっ広げて最後まで見て下さい。 ★原作・テネシー・ウィリアムズ。 |
| 顔のない眼 (1959・仏=伊) |
ジョルジュ・ フランジュ |
ピエール・ブラッ スール アリダ・ヴァリ エディット・スコブ |
story>> 若い女性ばかりが失踪する事件が起こり、ほどなく顔の皮が剥がれた女性の死体が川であがる。 ある医学博士が自分の娘だと身元確認をし、葬儀が執り行われる。だが娘は実は生きていて、顔の皮を剥がれた死体は失踪した女性のものだった…。 untara>> この映画がただのマッドドクターものに終始していないのは、ひとえに娘を思う父の愛情が動機だから。 父が娘を思い、娘もその気持ちが痛いほど解っているからこそ、苦しい。お互いがお互いを思うがゆえに、首を絞めあっていく悲しさ。 エディット・スコブ 演じる娘のつける真白いマスクの怖いほどの美しさ、ラストシーンの息を呑むような映像美は、是非その目で確かめてください。 |
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